ドローンデリバリー、
神戸学院大学生6,000人や一般客を対象に実施
TOMPLA株式会社(新潟県新潟市)は、兵庫県・(公財)新産業創造研究機構(NIRO)の令和4年度ドローン社会実装促進実証事業として、株式会社出前館(東京都渋谷区)、株式会社吉富運輸(兵庫県神戸市)、日本コンピューターネット株式会社(大阪府大阪市)、スターバックス コーヒー ジャパン株式会社(東京都品川区)、神戸学院大学(兵庫県神戸市)と協働し、2022年10月11日から11月3日まで、 神戸市ハーバーランドとポートアイランド間で、出前館アプリを利用したフードデリバリーのテストマーケティングを行います※。
※10月15日(土)のフライト時に、機体に不具合が生じたため、継続しての運行ができなくなったことから、実証実験を一時中止とさせていただきます。(2022年10月17日(月)追記)
国内のドローン宅配は地方都市での
サービス提供が普及の鍵に
現在、 国内のドローン宅配は過疎地域で導入が進められていますが、 ニーズはあるものの、配達の担い手が不足している地方都市でのサービス提供が普及の鍵となります。ドローンは、 サイズが小さく軽いものの運搬に適し、特に飲食店のデリバリー需要が予測されており、 これまで様々なドローンによるフードデリバリーの実証事業が行われてきました。
ポートアイランド西岸は滞在人口に比して飲食店が少ない地域です。フードデリバリーも、飲食店が密集する三宮地区から橋を渡る必要があるため、配達の請負者が少なく、飲食の選択肢が限られています。地域で大きな割合を占める神戸学院大学の学生約6,000人と職員、地域住民を対象にスターバックスのコーヒーを、提供元のハーバーランド側から3分間のドローン飛行で提供します。
これまでの実証事業の多くは、 運搬後の食品品質や航路の検証のため、 単日かつ限定された注文回数での実施となり、 実際の市場環境とは言い難いものでした。そこで、ドローンフードデリバリーの商用化のため20日間のテストマーケティングを実施します。
消費者への周知、広告は、マーケティングを専門とする神戸学院大学経営学部 辻 幸恵教授が指導するゼミが担当し、メインターゲットである大学生のインサイトに基づいた施策を展開します。