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社員インタビュー

 組み込み制御エンジニア TOMPLA株式会社|2025年7月入社

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◆ スタートアップならではの自由な雰囲気と、裁量を持って取り組める環境

 

――これまでのご経歴を教えてください。

 

精密機械器具メーカーに入社し、組み込み制御を担当していました。回路組立の実践技術、制御系の基礎知識は、現在の狭小ドローンの組み込み制御の仕事にも直結しています。
もっと広いフィールドで技術を活かしたいという思いから退職し、個人事業主として独立しました。PCのリファービッシュやデータベースサービス、ホームページ制作の受託など、個人のお客様向けのITサービスを幅広く手がけ、技術の幅を広げていました。

そして2025年7月、TOMPLAに組み込み制御エンジニアとして入社し、現在に至ります。

――TOMPLAに入社したきっかけを教えてください。
独立後はフリーランスとしても活動しており、その過程でTOMPLAのことを知りました。自分の軸として「組み込み制御の技術を活かせること」と「場所に縛られずに働けること」の両方を大事にしていたのですが、TOMPLAはその2つを両立できる環境だったんです。それが決め手となり、最初は業務委託という形で関わり始めました。

 


――TOMPLAのどんなところに魅力を感じましたか?
まず、スタートアップならではの自由な雰囲気と、裁量を持って取り組める環境が魅力です。トップダウンではなく、一人ひとりの意見が尊重され、技術的なチャレンジが歓迎される文化に惹かれました。

また、TOMPLAが手がけているのは屋内飛行に特化したドローンという、業界の中でも比較的ニッチな領域です。既存の枠にとらわれない独自性のある開発ができる点も、技術者として非常に面白いと感じています。

◆ 個人事業主から会社員へのキャリアチェンジ

 

――なぜ個人事業主からTOMPLAに入社するという決断に至ったのですか?
もともと前職の精密機械器具メーカーでは、会社の仕組み上、どうしても自分の裁量で動ける範囲が限られていると感じていました。そこでより自由に、自分の判断で仕事を進めていきたいという思いから、個人事業主として独立しました。

実際にやってみると、自由度は高く、やりがいも大きかったです。ただ一方で、開発だけでなく、経営や営業、事務的な業務まで含めてすべてを自分で担う必要がありました。開発スキルを伸ばしたい気持ちは強くあったのですが、どうしても技術の向上に割ける時間やエネルギーが限られてしまうというジレンマがありました。

そんなときに出会ったのがTOMPLAです。業務委託として関わる中で、「ここなら裁量を持ちつつ、自分の技術にしっかり向き合える」と感じていました。そんな中で正社員としてのオファーをいただき、入社を決断しました。

 


――正社員になる上で、不安や迷いはありましたか?
正直に言うと、入社前は少し懸念もありました。「また会社員に戻ることで、以前のように裁量や自由度が制限されるのではないか」と。でも、実際に入社してみたらそれは全くの杞憂でした。

業務委託のときと同じように、自分の判断で開発の進め方を考えることができるし、必要であれば自ら改善提案もできる環境です。社長である藤本さんとも、「こういうスキルを伸ばしていきたい」「こんな分野にも挑戦したい」といった話をしています。
個人事業主だった頃よりも、今のほうが技術者としてのキャリアプランが明確になってきたと感じています。

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◆ 誰も正解を持っていない技術領域に挑戦しているという実感

 

――現在、主にどんな業務を担当していますか?
TOMPLAでは組み込み制御エンジニアとして、ハードウェアとソフトウェアの両面からドローン開発に携わっています。最初に担当したのは、距離センサーの情報を取得・処理するプロジェクトで、そこから徐々に筐体設計や制御用ソフトウェア開発など、業務の幅が広がっていきました。

現在は、各分野に特化したエンジニアの間をつなぐ“橋渡し役”のようなポジションとして動くことも多いです。たとえば、モーターやプロペラの配置、電子パーツの組み込み方など、機体設計のベース部分をCADで3D設計し、それを3Dプリンタで試作したり、外部に製作を委託したりしています。現在は床下を飛行するドローンや「Small Doctor 02」の微調整・改良にも携わっており、設計から実装、検証まで一貫して関わっています。

ソフトウェア開発では、ドローン内部に搭載された制御用基板に対してプログラムを書き込み、動作確認を繰り返すなど、機体の安定性・精度を高めるための制御面の改善も行っています。

――ドローンの制御まわりの開発で、特に技術的にチャレンジングな点は?
特にチャレンジングだと感じるのは、狭小空間を飛行するドローンの制御です。狭小・屋内空間を飛行する為の技術は世界中で様々な技術要素を各社がトライしている、いわゆる発展途上の分野です。狭小で飛ぶドローンはマルチタスクセンサーを積むことが難しいので、想定する環境にあわせて最適な制御センサーの選定が必要です。海外の開発事例やフォーラムなども参考にしながら、自分たちで試行錯誤を繰り返していくプロセスには、大きなやりがいを感じています。

まだ誰も正解を持っていない技術領域に挑戦しているという実感があり、自分の技術が直接ドローンの性能に反映される点に、面白さを強く感じています。

 

――今後、挑戦していきたい領域や技術はありますか?
これまで組み込み系の領域を中心にキャリアを積んできたので、ドローン内部の基板制御やファームウェア開発など、ハードとソフトの両面からのスキルを引き続き深めていきたいと思っています。

加えて、自分はWeb開発や3Dプリンタを使った造形といったスキルも持っているので、そういった周辺領域にも積極的にチャレンジしていきたいです。特に、筐体設計に関する知見はもっと蓄積していきたいですし、今後はWebシステムとの連携案件もありそうなので、それも非常に楽しみにしています。

また、TOMPLAではお客様ごとに異なるニーズに合わせてオーダーメイドで機能を開発することが多く、毎回まったく違う技術課題が出てくるのも面白いところです。未知の技術に触れながら、新しい分野に挑戦できる環境にワクワクしています。

◆ 自分たちで考え、提案し、実行できる環境

 

――TOMPLAの開発現場はどんな雰囲気ですか?
働き方としては、リモートと出社が半々くらいです。自宅での作業も多く、特にソフトウェア開発や筐体の設計、基板の接続などはリモートで完結できます。ドローンやハードウェア系の開発で、これほどリモート中心に進められる環境はなかなかないと思います。

今は熊本など遠隔地のパートナーとも連携していて、Slackを中心にしたオンラインでのやりとりがベースです。実機を飛ばすような作業のときは現地で集まりますが、それ以外は時間や場所に縛られずに働けるのが魅力です。

社内の意思決定もスピーディーで、エンジニアからの提案を藤本さんに直接ぶつけて、すぐに進むこともよくあります。「こうしたほうがいい」という声をすぐに形にできる自由さがあるのも、開発現場の魅力のひとつです。

 


――TOMPLAで働く魅力はどんなところにありますか?
一番の魅力は、誰も正解を持っていない新しい技術領域に挑戦できることだと思います。屋内用ドローン、しかも狭小空間での制御という、国内外でもまだ事例の少ない分野に携われるのは、エンジニアとして貴重な経験です。

しかも、ただ上から降ってくる仕様をこなすのではなく、自分たちで考え、提案し、実行できる環境が整っています。自分の技術でプロダクトが前に進む実感を得られるのは、やっぱり面白いですね。

 


――どんな人にTOMPLAのエンジニアとして来てほしいと思いますか?
新しい分野への挑戦に対して、ワクワクしたり、面白みを感じられる人にぜひ来てほしいです。日々変わっていく課題や技術テーマに対して、自分から手を挙げて主体的に取り組める人にはぴったりの環境だと思います。

 


――検討中の方に向けて、最後にメッセージをお願いします。
TOMPLAは、技術的なチャレンジを楽しめる人にとって、すごく相性のいい会社だと思います。変化が多く、やるべきことも常に進化していきますが、それを前向きに捉えて「もっと良くしよう」と動ける人には、間違いなく成長できる環境です。
少しでも興味がある方は、ぜひ一度話を聞いてみてください。
 

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